むくみで体重増加するのはなぜ?増える原因から解消法まで徹底解説
目次
この記事では、むくみで体重増加する理由を解説していきます。
むくみは水分の摂りすぎや内臓の機能低下などのさまざまな原因で起こります。むくみによって体重が増えた気がして、取りたいと悩んでいる人は少なくありません。
この記事はむくみで悩んでいる人に向けて、むくみで体重増加が起こる原因や、むくみを解消する方法を解説していきます。むくみで体重増加した理由が知りたい人や、むくみを取りたい人はぜひ最後までご覧ください。
【この記事でわかること】
そもそも「むくみ」とは
体重増加を引き起こすむくみの主な6つの原因
体重増加を引き起こすむくみの解消法5選
そもそも「むくみ」とは?
むくみとは、皮下組織(皮膚の下部)に水が溜まった状態を指します。医学的には”浮腫(ふしゅ)”と呼ばれ、病気による心臓、腎臓などの機能低下でも見られる症状です。一般的に太っている状態とは異なります。
むくみの原因や対策を理解するための前提として、以下の2点を見ていきましょう。
- むくみと太りの違い
- むくみが起こりやすい部位
それぞれ解説します。
※参考1:むくみ(浮腫)とは何?|益田市医師会
※参考2:浮腫|健康長寿ネット
むくみと太りの違い
むくみは数日で体重が数kg程度変動することがあります。一方、肥満ではそれほど急激な変化は起こりません。
また、見た目は似ているようですが、”むくんでいる状態”と”太っている状態(肥満)”では成り立ちが異なります。
- むくんでいる:皮下に水分が溜まっている状態
- 太っている:皮下脂肪が過剰に蓄積した状態
種類にもよりますが、むくみが悪化した部分を指で強く押すと指の形に凹みが残ります。太っているだけではこのような凹みは残りません。
※参考1:むくみ(浮腫)|総合南東北病院
※参考2:むくみ(浮腫)とは何?|益田市医師会
※参考3:浮腫|健康長寿ネット
むくみが起こりやすい部位
個人差がありますが、むくみが起こりやすい部位は一般的に以下の通りです。
- 足
- まぶた
- 顔面
- 腕・手指
むくみの原因は、体内に溜まる水分です。水分は高いところから低いところへ流れるため足はむくみが起こりやすいといわれています。
顔やまぶたなども、寝ている姿勢では全身が水平になるため、水分が溜まりやすい傾向にあります。朝起きたタイミングでむくみを感じるのは、これが理由です。
また、脇の下には水分や老廃物の排出に関わるリンパ節があります。リンパ節はさまざまな原因で詰まることがあり、水分の排出が滞ることで脇の先にある腕にむくみが生じます。
※参考1:顔のむくみの原因は?即効性のある解消法や予防のポイントを解説|再春館製薬
※参考2:リンパ浮腫が起こる原因は?起こりやすい部位は?|みんなのリンパ浮腫
※参考3:むくみ|社会福祉法人済生会
むくみで体重増加する主な理由
人間の身体の60〜70%は水分で構成されており、身体の重みも体内の水分量と深く関係しています。
水分の摂りすぎや内臓の機能低下などのさまざまな理由で体内の水分が増加し、結果として個人差はありますがむくみにより体重増加が起こります。
むくみ自体が一時的な場合は、解消されるタイミングで体重増加も改善されるでしょう。
※参考1:身体の体重の60%は水分でできている|大塚製薬
※参考2:むくみ(浮腫)とは何?|益田市医師会
むくみによって起こる体重増加は2〜3kg
むくみによる体重増加の目安は、原因や本人の状態によって個人差があります。医学的な根拠はありませんが、軽度なむくみの場合は2〜3kg増加することが一般的です。原因によっては、数日で10kg前後変動する場合もあります。
一般的に体重が2〜3kg増えると足首の付近からむくみ始め、5kg以上増えるとむくみが全身に広がるといわれています。
座りっぱなしでむくんだケースや朝起きると少しむくんでいたケースなどの軽度なむくみでは、体重増加の量は数kgとなるでしょう。
体重増加を引き起こすむくみの主な6つの原因
むくみは、“何らかの原因”によって体内に水分が溜まった状態です。ここでは、体重増加を引き起こすむくみの原因を解説します。
- 筋力が不足しているから
- ホルモンバランスが変化したから
- 摂取する水分の量が極端だから
- 塩分を摂取しすぎているから
- 座った姿勢で過ごす時間が長いから
- 内臓の機能が低下しているから
それぞれ見ていきましょう。
筋力が不足しているから
下半身のむくみには、ふくらはぎの筋力が関係している場合があります。
心臓から送り出された血液は栄養や酸素を含んで全身を巡ります。このとき、重力により血液が滞りやすいのが足です。溜まった血液は細胞へ漏れ出してむくみにつながります。
血液の流れを助けるのは、ふくらはぎの筋肉です。筋肉の収縮により血液を押し出して循環の補助を行います。これを”筋ポンプ作用”と呼びます。
筋力の低下により筋ポンプ作用が低下し、結果としてむくみが起こります。
※参考2:ふくらはぎと血液循環について|足柄リハビリテーションサービス
ホルモンバランスが変化したから
ホルモンバランスとむくみは、密接に関係しています。
中でも、女性に関わりが深いのが”エストロゲン”と”プロゲステロン”です。ホルモンは体内に水分を取り込む作用があり、一定の周期で分泌されています。
ストレスや加齢、生理などで分泌のバランスが崩れると、過度に水分が溜まりむくみにつながるケースがあるため注意が必要です。
※参考1:女性ホルモンの働き|大塚製薬
※参考2:生理前・中のむくみの原因と対策! 上手に対処する方法について|牧田産婦人科
摂取する水分の量が極端だから
過剰な水分摂取は、体内の水分量を増やしてむくみにつながります。一方で、むくみを気にして極端に水分制限するのも要注意です。
過度に水分量が不足すると、血管から細胞内に水分が漏れ出してむくみが生じる場合があります。むくんでいるからといって水分を控えると、徐々に悪化するでしょう。
厚生労働省によると、1日に飲む適切な水分量は1.2Lとされています。1.2Lを目安にこまめに水分を摂取しましょう。
※参考1:むくみ気になる方へ|総合南東北病院
※参考3:健康のために水を飲もう講座|厚生労働省
塩分を摂取しすぎているから
塩分は、むくみに大きく関係しています。
人間の身体は体内の塩分濃度を一定に保とうとする働きがあります。食事により塩分を摂りすぎると、身体は塩分濃度を薄めるために過剰に水分を溜め込み、結果としてむくみにつながります。
また、塩分の摂りすぎによる体内の水分量の増加は、心臓への負担をかける原因にもなります。心臓の機能低下は全身の循環に関わり、むくみのきっかけになるため注意しましょう。
※参考1:むくみの原因と対策を知ろう!【栄養だより2021年10月号】|日本調剤
※参考2:心臓病の治療について – 食事療法 Q.1|日本心臓リハビリテーション学会
座った姿勢で過ごす時間が長いから
座った姿勢で長時間過ごしていると、足がむくみやすくなります。
体内の水分は、重力により低い部位に溜まりやすいといわれています。デスクワークや立ち仕事などで同じ姿勢を続けると、循環が悪くなり足の皮下組織に水分が溜まってむくみが起こります。
また、寝ている状態では心臓と顔が同じ高さにあるため、余分な水分が顔に流れてむくみが起こります。起床してから姿勢を変えると顔のむくみが徐々に改善するのはそれが理由です。
※参考1:足のむくみについて|アキ循環器・血管外科クリニック
※参考2:むくみが気になる人へ|総合南北東病院
内臓の機能が低下しているから
心臓や腎臓、肝臓などさまざまな臓器の機能低下や病気に関連してむくみが起こるケースがあります。それぞれの臓器の機能低下によって、むくみになる理由は以下の通りです。
- 心臓:循環が滞り血管内の水分が細胞に漏れ出してむくみにつながる
- 腎臓:尿が作られないことで体内の水分が排出できずむくみのきっかけになる
- 肝臓:水分の取り込みに関わるタンパク質が作られず血管内から水分が漏れ出してむくみになる
また、リンパや甲状腺なども水分の代謝や排出に関係しています。病気や体調不良により機能低下することでむくみを起こす場合があります。
※参考1:むくみとは|社会福祉法人済生会
※参考2:Q25 からだや顔が腫れ(むくみ)ました|日本呼吸学会
体重増加を引き起こすむくみの解消法5選
ここでは、体重増加を引き起こすむくみを解消する方法を見ていきましょう。
- 運動する習慣を身につける
- 食生活を見直す
- マッサージやストレッチを行う
- 湯船に浸かって身体を温める
- 専門の医療機関に相談する
それぞれ解説します。
運動する習慣を身につける
運動により血流を改善すると、むくみの解消につながります。特に、ふくらはぎの筋肉は血流を促す役割がある重要な部位です。
筋力低下はむくみにつながるため、無理のない範囲で運動習慣をつけましょう。室内でいつでもできる運動は以下の通りです。
- ときどき足を上げる
- つま先立ちをする
- 相撲の四股を踏む
- 足相撲する
- 足でグーチョキパーする
- タオルを足指で丸める
デスクワークや室内で座って過ごす機会が多い人は、上記の運動を1日に数回行いましょう。
また、ウォーキングもふくらはぎに力が入り循環を促しやすくなります。1日30分歩く習慣をつけるとむくみ予防になるでしょう。
※参考1:むくみ解消の運動|千葉県医師会
※参考2:ウォーキングで健康に!|茨木市
食生活を見直す
むくみと食生活は密接な関わりがあります。特に、水分量と塩分摂取量には注意が必要です。
水分の摂りすぎや過剰な水分制限は、体内に水分を溜め込んでむくみにつながるきっかけとなります。1日に必要な水分量は2.5Lといわれています。
また、方法別の水分摂取量の内訳は以下の通りです。
- 食事による水分摂取量:1L
- 体内で作られる水分量:3L
- 飲み水による水分摂取量:2L
塩分の摂りすぎも体内に水分を過剰に取り込むきっかけになるため要注意です。塩分摂取量の1日当たり目安は、成人男性は7.5g未満、成人女性は6.5g未満とされています。
なお、日本人は男性・女性どちらも1日に約3g摂取しているとされています。ラーメンや加工食品、漬物、インスタント食品などの塩分を豊富に含む食べ物には注意しましょう。
※参考1:ナトリウム(なとりうむ)|eヘルスネット
※参考2:健康のために水を飲もう講座|厚生労働省
マッサージやストレッチを行う
血流の改善やリンパの流れを促すために、マッサージやストレッチを行うのも良いでしょう。
滞った血流が改善すれば、老廃物が排出されてむくみ解消のきっかけとなります。
特に立ち仕事やデスクワークなどが続くと、ふくらはぎの筋肉が使われなくなり足のむくみにつながります。長時間同じ姿勢を取ったら適宜休憩をとり、マッサージや下半身のストレッチを行うよう意識しましょう。
※参考1:手のむくみが気になったら、全身のリンパマッサージをやってみよう!|銀座NaturalTimes
※参考2:足の腫れむくみの原因は?|国立長寿医療研究センター
湯船に浸かって身体を温める
湯船に浸かると、身体へ水圧がかかり血液の循環が改善されます。
また、湯船に浸かり身体が温まると血管が拡張して血液が流れやすくなり、結果としてむくみの解消につながります。
※参考1:夏こそ入浴! 血流アップで夏の疲れを解消|沢井製薬
※参考2:入浴のメリット5選!お風呂に入る効果と入浴剤のすすめ|再春館製薬
専門の医療機関に相談する
むくみは、病気による内臓の機能低下によっても起こるおそれがあるため注意が必要です。例えば、以下の症状がある場合は専門の医療機関へ相談しましょう。
- 数日・数時間など短時間で局所にむくみが起こった
- 薬を飲み始めた・薬を変更したタイミングでむくみが起こった
- 発熱や息苦しさ、動悸などむくみと合わせてほかの症状も起こった
1日デスクワークで足がむくみ、少し休んだらむくみが改善する場合は病院で診察してもらう必要はありませんが、異常を感じたらすぐに病院を受診しましょう。
※参考1:足の腫れ・むくみの原因は?|国立長寿医療研究センター
※参考2:むくみとは|社会福祉法人済生会
『Doctor.H』のボディケアで健康的な身体へ
むくみが病気による原因でなければ専門のエステでケアを受けるのがおすすめです。
Doctor.Hのボディケアは、気になる部位に有効成分を導入することで、健康的な体型にアプローチします。また、高速エアジェットで有効成分を導入するため、肌を傷つけない施術が可能です。詳細が気になる方は、ボディケアの施術内容をぜひご覧ください。
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むくみや体重増加に関するよくある質問
ここでは、むくみや体重増加に関する、よくある質問に回答していきます。
- 「むくみ」「太り」をチェックする方法は?
- 食べていないのに体重増加するのはむくみといえる?
- 40代のむくみによる体重増加はどれくらい?
それぞれ見ていきましょう。
「むくみ」「太り」をチェックする方法は?
むくみの場合は、朝起きたら顔がむくんでいるように、数時間〜数日で見た目が変化することがあります。一方、太っている場合はそれほど急激な変化は見られません。
また、むくみならその部分を指で強く押すと”圧痕(あっこん)”と呼ばれる指の跡が残ることがあります。
急激なむくみを起こしている場合や、ほかの症状を伴っている場合などは何らかの病気も疑われます。不安なら自己判断せず専門の医療機関へ相談しましょう。
※参考1:むくみ(浮腫)|総合南東北病院
※参考2:むくみ(浮腫)とは何?|益田市医師会
※参考3:浮腫|健康長寿ネット
食べていないのに体重増加するのはむくみといえる?
むくみは、細胞に余分な水分が溜まっている状態を指すため、食べていないときの体重増加はすべてがむくみとはいえません。
あまり食べていないのに体重が増える主な理由は、以下が考えられます。
- 飢餓状態になり身体が脂肪を蓄えようとしている
- 糖質だけ摂取して栄養バランスが崩れている
- そもそも基礎代謝が落ちている
極端に食べていない場合は身体が脂肪を蓄積しようと働きます。
また、あまり食べていないところに糖質を摂取すると、血糖やインスリンの影響で脂肪がつきやすい身体になることがあります。
食べていないときの体重増加は必ずしもむくみになるとはいえないので、生活状況などと合わせて原因を考えると良いでしょう。
※参考1:食べていないのに太る|糖尿病・生活習慣病特設サイト
※参考2:中年太りは老化現象のひとつ 「酸化」「糖化」「ホルモンの変化」を抑えて太らない体に!|沢井製薬
40代のむくみによる体重増加はどれくらい?
40代の人も、ほかの年代の人と同様に軽度なむくみの場合は2〜3kg増加することが一般的です。原因によっては、数日で10kg前後変動する場合もあります。
40代でむくみが起こる原因は、さまざまなものが考えられます。例えば、更年期で女性ホルモン(エストロゲン)が減少することによるホルモンバランスの乱れや、自律神経の乱れにより血行不良があります。
また、加齢に伴う筋力不足によってリンパや血流が悪くなることも考えられます。これらは結果としてむくみの原因となります。
参考:むくみの原因・症状と対策方法|更年期ラボ
むくみによる体重増加は食生活やボディケアで対策しよう
むくみは、体内に水分が溜まることによって起こります。
皮下脂肪により太っている状態とは異なり、病気や加齢による内臓の機能低下により起こるケースもあるため、必要に応じて専門の医療機関での治療も必要です。
デスクワークによる同じ姿勢でのむくみや水分摂取、塩分摂取に関わるむくみはセルフケアでも対応できるでしょう。不安がある場合は、専門のエステでボディケアの施術を受けるのも選択肢の1つです。
Doctor.Hのボディケアは、気になる部位に脂肪燃焼を助ける有効成分を導入することで、健康的な体型にアプローチします。また、ボディケアを受けても日常生活に支障をきたすことはないため、忙しい方でも安心して施術を受けられます。
詳細が気になる方は、ボディケアの施術内容をぜひご覧ください。
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